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良いお年を!

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小学生クラス 紙版画のカレンダー 今年も一年、誠にありがとうございました。 本年はパステルの移転という、大きな節目を迎える年となりましたが、無事にここまで歩んでこられたのは、ひとえに皆様のお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。 アトリエパステルでは、「もう一つの社会の場」であることを理念として掲げています。 世の中には、学校や職場、家庭などさまざまな場所があり、その場所ごとに人は異なる顔を持っているのではないでしょうか。そこには、それぞれの「自分」が存在しているのだと思います。 子どもから大人まで、年齢を問わず一人ひとりにとっての「自分の居場所」となれるよう、教室づくりを大切にしてきました。 絵の技術を高めることで自分自身と向き合い、また交流を通して新たな刺激を受けられる場であり続けられるよう、これからも努めてまいります。 来年も、どうぞよろしくお願いいたします。 なお、今年は喪中のため、年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます。 皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

2026年クリスマス会

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  アトリエパステル2026年のクリスマス会のご報告です!年内最後の開講週にて、幼児・小学生クラスでは食べられる工作「お菓子の家作り」を行いました! いちごクリームのスポンジケーキと山盛りのお菓子、そしてホイップクリームを使用して思い思いの家を建てていきます。同じ材料でも、飾り方にその子の個性が現れてきますね!クッキーをドアにしたり、マシュマロの塀を作ったり、グミの石畳を敷いたり…途中で余った材料をパクつきながら進めていくので、甘くて楽しい工作です♪ 今年もマジパン(アーモンドの粉と卵白で出来た食べられる粘土のようなもの)を用意し、トナカイを作りました。(昨年はサンタクロースでした)余った方は雪だるまにしたり、プレゼントボックスにしている子もいました。 どれも華やかで素晴らしいお家になりました♪最後はお家で食べて楽しんでくださいね! これにて年内の授業は終了となります。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

クリスマス会の準備完了です!

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クリスマス会 準備完了! 明日からはいよいよパステルクリスマス会です!教室もクリスマスの飾り付けを行い、お菓子のチェックも完了し準備バッチリです。楽しみにしていてくださいね♪

やさしき巨影

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長沼 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、長沼さんの油彩作品です。それぞれ違った場面の象を描かれています。 ・左の作品 乾いた大地に風が走り、砂がふわりと舞い上がるような空気感がまず印象に残ります。象たちの体には細やかに色が重ねられ、大きく堂々とした存在感がしっかり表現されています。一本の線や一つの影がその像が重ねてきた年月”を示しており、鑑賞者に豊かな生命の深さを想像させます。荒々しさではなく、静かな強さとしての重みが伝わってきますね。 この3頭は親子なのでしょうか、二頭が鼻を寄せ合う姿がとても温かい気持ちにさせてくれます。象達の柔らかい目元の描写が、作品全体の空気を決定づけています。まなざしが穏やかで、どこか思索的にも見えるため、「この象は何を感じ、どんな世界を見ているのだろう」と思いが巡りますね。 背景は大胆にピンボケしたように柔らかくぼかされ、遠景の情報量をぐっと減らすことで主役である象たちがより手前に浮かび上がるように見えます。(よく見ると奥にも二頭の象が寄り添うように描かれていますね!)暖色の空気の中で歩む姿が、力強くも優しい余韻を残しています。 ・右の作品 こちらの作品では、油彩ならではのナイフを使った厚塗りが魅力的で、絵具の盛り上がりそのものが象の肌の質感として生きています。乾いた皮膚のひび割れや、ごつごつとした重量感が見事に再現されています。 草原で食事中なのでしょうか、その穏やかな時間の流れがキャンバス越しにも伝わってきます。左の作品では空に動きをつけていましたが、こちらはあえてフラットな空にすることで、下部の草地や象の体の描き込みがより際立ち、画面全体のバランスが美しく整っています。 画面全体からゆったりとした時間が流れているような静けさがあり、見る人の心を同じ時間に引き込んでくれるようです。キャラクターとしても象は温厚なイメージで描かれる事が多いですが、こちらの作品ではその印象がより柔らかく、親しみを伴った形で表れていますね。 ただ大きく、ただ強いだけの存在ではなく、その奥に潜む穏やかな気配や眼差しを丁寧に拾い上げていることで、作品は単なる動物画を超え、どこか精神的な穏やかさを鑑賞者へ手渡すような存在になっています。

学生の水彩画

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  KANON 大竹です。こちらは学生クラスのKANONの水彩画です。透明水彩は初挑戦でしたが、色も濁らず着彩できています。まだ描き込みに物足りなさはありますが、最初の1枚としては十分でしょう。ポットの光沢と鮮やかな黄色、苦戦した松ぼっくりの描き込みなど主役として存在感を持っています。その分、布にはあまり興味がないのか、少し単調さが目につきます。 野菜や果物はイミテーションなので、瑞々しさに欠けていますが、りんごを持ったときのずっしりした重みを感じさせます。 今回はこちらでモチーフを用意しましたが、今は自分で描きたいモチーフを持参し、自分で構図を決めています。本人の中でこういうものが好き、これが描きたい、ここをこだわりたい、という制作へのモチベーションが高く、この調子でどんどん描いていって欲しいと思います。

へいお待ち!

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大竹です。幼児クラスでは、お寿司屋さんの工作を行いました!お寿司を食べるお客さん側か、お寿司を作る板前さんのどちらかを選んで作りますが、今回はみんな板前さんでした。まずは自分は一番好きなネタを紙工作します。エビやマグロ、サーモンや卵が人気でしたね。板前になった自分はクレヨンで描き、腕は半立体にしたかったので別紙で制作しました。 へいお待ち!とお客さんに握ったお寿司を差し出しているシーンです☆何だかお寿司が食べたくなってきました…

記憶を纏う絵画

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  永瀬 油彩+布・刺繍糸 大竹です。今回ご紹介させていただくのは、永瀬さんのコラージュ作品です。キャンバスの上に油彩と布・刺繍糸が組み合わさっています。 画面にまず強く印象を与えるのは、鮮烈な赤の背景。その中央に描かれる人物のまなざしは静かでありながら、周囲を彩る断片的な布地や糸と呼応し、複雑な感情の揺らぎを漂わせています。使用されている布や刺繍糸は、永瀬さんのかつてのお気に入りの洋服の一部であり、絵の素材であると同時に、かけがえのない個人的な記憶そのものでもあります。 絵画という虚構の世界に、思い出を宿した実際の「モノ」が貼り込まれることで、画面には二重のリアリティが立ち現れます。描かれた人物の表情が誰かを思わせるようでありながらも、布地が持つ物質感によって、個人的な日常や時間の経過が呼び起こされるのです。それはまた、毎年増えていく服に囲まれながらクローゼットをのぞいたときに感じる「過ぎ去った時間への愛着」と「積み重ねられていく日々」の感覚にも重なります。 背景の赤は、そのような断片的な記憶や素材を一つの世界に収める役割を果たし、画面に力強い統一感を与えています。絵画と現実、記憶と現在とを交差させ、見る者に「自分自身の思い出」を呼び覚まさせる魅力を放っているかの様です。