お孫さんの1枚
大竹です。今回ご紹介させていただくのは、チケット制で通われている浅賀さんの作品です。
お孫さんの写真を見ながら鉛筆で制作されました。この年齢が一番手がかかり、可愛い盛りの時期ですね。作者のお孫さんに対する愛情の眼差しを、作品を通じて見る側の人が感じられます。。お兄ちゃんの笑った口から覗く小さな子供の歯や、弟君の元気に遊びまわってくしゃくしゃになったのであろう頭髪がまた愛おしいですね。顔の輪郭や目・眉の形は特に気を使って修正と加筆を繰り返していきました。笑った時の頬の筋肉の膨らみや、ストローで啜った時の唇の動きもよく捉えられていますね。写真ももちろん良いですが、やはり一度作者の気持ちを込めて描かれた絵は、たとえそっくりそのまま描写できずとも、それ以上の何かを見る人に与えてくれるように思います。
この作品に着手される前は、人物の写真や解剖学の本の模写練習を沢山こなしていました。ですので、今回が初作品ですね!練習の成果も発揮された、大切にして頂きたい1枚だと思います。
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