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5月, 2021の投稿を表示しています

小学生動物画完成!

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大竹です。小学生クラスの動物画が完成しました。こちらの作品は金曜日クラスのものです。 今回は動物の足の形に注目し、馬と猫科の動物を全員で描いた後、好きな動物を選んで制作していきました。走る・ジャンプなどが得意な動物は太ももが大きく、まるい形となっています。膝や踵の位置や曲がり方などにも注目して描いていきました。また、子供は頭を大きく描いてしまう癖があるので、体との大きさを比較しながら大きくなりすぎない様気を付けて制作しました。 クレヨンの限られた色数の中でも、これだけ生き生きとした動物達が生まれるのですから、侮れない画材ですね!  

紫陽花と傘

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  大竹です。先週の幼児クラスでは紫陽花と雨の日の絵を描きました。梅雨入りにはまだ少々早いですが、自宅で育てている紫陽花が咲いていたので教室に持っていきました。 クレヨンで輪郭を描いた後は水彩絵具で着彩していきました。色の塗り方にもそれぞれに性格や個性が現れており、並べてみてみると面白いですね。 その後は傘を持っている自分を描いていきます。自分が持っている傘でもいいし、こういう傘が欲しい!というイメージでも描いています。雨が好きな人は笑っている顔、雨が嫌いな人はしょんぼりしている顔を描いていきましたが、全体的に半々でした。土砂降りの中しょんぼりと肩を落とした様な佇まいには、なんとも言えぬ魅力を感じますね。

湿度と乾き

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                   永瀬 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは永瀬さんの油彩画です。 左の作品は、実は片手の平で持てるほど小さなキャンバスに描かれていますが、アトリエに置かれている間も強い存在感を持っておりました。背景の思い色を背負い、何かを考えているのか、それとも画面外にある何かを見つめているのでしょうか。モデルとなった女性よりも、より痩せてくたびれた老婆をイメージして描かれているそうです。所々に輪郭には黒が入れられており、よりこの人物の形、存在を際立たせます。画面全体の色合いからは重くじっとりとした湿度が感じますね。ジッと見ていると、自分が脳の奥底に持っていた悩みが掘り起こされ、画面の女性と一緒に思案してしまう様な、ある種引きずりこむ様な印象を持っています。 右の作品は縦長のキャンバスで制作されています。こちらもまた輪郭線が印象的ですね。柔らかい肉体とは対照的に、背景は乾き、腐食した様な質感となっています。肌の色も、生きていて血が通っているはずなのに、どこか冷たい印象を与えます。何度も色を塗り重ね、時には全く違う色に作り変えることもありました。そうして一度壊して組み替える事で、より自分のイメージする完成像に近づける事が出来るのでしょう。製作中、どこを弄ってもうまくいかない時は、一度大胆に塗りつぶしてやり直してみるのも良いかもしれませんね。 両作品とも絵の具にマチエール材を混ぜ、でこぼことした壁の様な質感を下地で作っています。キャンバスの凹凸によって鑑賞者には輪郭が歪んで見え、まるで画面の中の人物の心情がにじみ出ているかの様です。

動物画の様子

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 小学生クラスの動物クレヨン画も大分進んできました。最初に動物の体の書き方についてデモンストレーションの後は、見本と写真を見ながらの製作となっています。最近は1〜2年生のやる気が特に目覚ましいです。学校にも慣れ、友達も出来て余裕が生まれているのでしょうか。こちらとしても、子供たちのエネルギーに振り回されない様踏ん張らなければいけませんね。 動物画も完成したらまたご紹介させて頂きますので、お楽しみに!

魅力に気づく

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大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、大人クラスの長沼さんの油彩作品です。 こうして並べて見てみますと、使用している色に共通のものがあり、同じ作者の作品であることが分かりますね。例えば、左の水面のエメラルドグリーンと、右の建物の影の色はよく似ています。長沼さんの中で、美しい色・自分にとって扱いやすい色・見慣れた色となってきているのではないでしょうか?緑や青といった色は、空や草木など身近にあるものですので、見る人にとっても安心感をもたらす色となっています。 左の作品は、そんな川のエメラルドグリーンが周りの建物の赤や黒とマッチしてすごくオシャレな画面になっていますね。奥に行くにつれ霞む様に風景もぼやかしていき、奥行きも演出されています。水面の揺らぐ描写にも悩み、修正と加筆を繰り返し今の状態に至りました。水面の映りこみを濃く描いてしまうとそこが抉れている様にも見えてしまうので、実は難しいモチーフだったりします。作品制作の上では、よく観察し、何度も描いて試す根気と体力も必要となってきますね。 右の作品は、日曜クラスに通われているご友人が務めていらっしゃる建物を描いています。 光と影をテーマに、光の色と影の色に気を使われながら製作されていました。すごく可愛らしい変わった建物で、壁に絵画が埋め込まれているのが印象的ですね。絵にしてみるとまた面白いモチーフだと思います。日常の中で、周りにある物に面白さを見出す観察・発想の力も長沼さんの強みだと感じます。 モチーフ選びに迷っている方も、改めて身の回りにある物を観察してみてはいかがでしょうか?新たな魅力の発見があるかもしれませんよ。

偏愛?

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 大竹です。学生クラスのコウタロウさんの車シリーズ第二弾、完成しました。この「車以外興味なし!」という思いが伝わるほど車に愛が偏った描き方にはもはや突き抜けた清々しさをも感じます。真っ白なボディなので、面によってグレーの濃さを変化させ立体感を出しています。このパリパリとした面が組み合わさった様な造形には、車に興味のない私にも魅力が感じられますね。地面の色も、参考にした写真よりも青みがかったグレーに変更し、より白い車に合った色になる組み合わせにしました。 車に比べ、背景に愛がなさるぎるっ!と言いたくなってしまいますが、 前回 の油彩と比べると大分成長しているので良しとしましょう…笑。今後は少しデッサンに取り組む予定ですので、車はまたお預けです。デッサンで基礎を積み、立体を理解していけばより上手く車も描けるようになるでしょう。(次回はもう少し緑の色にも愛を注いであげてね…!)

キリンさんと…

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大竹です。月曜日の幼児クラスでもクレヨンで動物画を描きました。土曜クラスではキリンと自分、でしたが、月曜日クラスでは「もっと他の動物が描きたい!」という声があったので、急遽シマウマに変更して取り組みました。キリンもシマウマも顔や足の形は似ているので、キリンの首や足を短くして、少しふっくらさせるイメージで描いていきます。シマシマ模様も黒い部分には茶色やこげ茶を使いよりリアルな色合いにしていきました。少しぽっちゃり気味なかわいらしいシマウマになりましたね。  

動物園には何がいる?

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  大竹です。土曜幼児クラスでは、動物園にいる動物と自分をクレヨンで描いていきました。 導入では動物園にはどんな動物がいるかな?ライオン、シマウマ、ペンギン、うさぎ…沢山の動物が出てきましたが、その中で今回はキリンを描いていきました。キリンは背が高いから、高い木の上に生えている草を独り占めできるんだよ!と説明しつつ、顔の形や足の長さに気をつけながら描き進めていきます。逃げ出さない様檻を描いたら、別紙に描いた自分の絵を貼り付けて完成です。大きなキリンさんにみんなびっくり!完成した作品を並べると、繋がって1つの大きな動物園みたいですね。

5月の小学生クラスのカリキュラム

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今月の小学生クラスのカリキュラムはクレヨン動物画です。動物の体の構造はどんな風になっているか解説しつつ取り組んでいきます。また、絵の具の様に混色ができないクレヨンでも、重ね塗りによって深い色味を出していく事が可能です。動物の体と形と色を意識しながら描いていきましょう! 現在小学生クラスは土曜日のみ空きがございます。無料体験をご希望の方はメールにてお問い合わせください。 メールアドレス atelierpastel0919@gmail.com メールの方に保護者・お子様のお名前と学年、ご連絡先の電話番号の記載をお願いいたします。

幼児静物画

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 大竹です。幼児クラスでは静物画に取り組みました。アトリエのモチーフをずらりと並べ、好きなものを3つ選んでじっくり観察し描いていきました。クレヨンの色も例えばバナナを描いたら黄色1色だけではなく、黄土色や黄緑色を使ったりして単純な色味にならない様にしています。色紙に描いているので、油絵でいうと下地の役割をしているので、塗り残しがあっても綺麗に見えますね。静物が描けたらモチーフの色に合わせて周りを絵の具で塗って仕上げました。少し暗い、大人っぽい雰囲気になりましたね。 10分お絵描きでは、ラムネの瓶をクーピーで描きました。お祭りなどで売っているラムネ瓶ですが、まだ飲んだこと見たことないという子も何人かおり、中にビー玉が入っているのを興味津々で見ていました。いつか見かけたら飲んでみてね!