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4月, 2022の投稿を表示しています

下塗り完成!

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小学生クラスの4~5月のカリキュラムはなんと日本画!最初に和紙を木製パネルに水張りをして、泥絵の具を下塗りしていきました。 水張りというのは、紙を濡らして伸ばし、板に貼り付けてシワが寄らないようにする作業です。日本画は宝石を砕いた砂や泥を使って描いていくので、乾いた後に紙を曲げると絵が割れてしまいます。ですので、木のパネルにしっかりと和紙を貼り付ける必要があります。 今回、百合の花を描いていくのですが、背景は泥絵の具をそのまま活かしていきたいと思いますので、3種類の土を用意しました。1つは100円ショップで買った畑用の土。自分たちでふるいに掛けてすり鉢で細かくして絵の具にしました。残り2つはイタリアの赤みがかった土ともともとこちらで用意していた土でした。3種類の土の色の違いを感じつつ、下準備が終わりました。いよいよ5月からはメインとなる百合の花を描いていきたいと思います! 4/26~5/5まではゴールデンウィークの為お休みです。何かありましたらメールにてご連絡くだささい。( atelierpastel0919@gmail.com)  

イカの群れ

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大竹です。幼児クラスでは、イカをテーマに工作とお絵かきをしました。 まずは紙粘土をこねこね…イカの足は短い足が8本と、長い腕が2本あります。短い足はハサミで切り込みを入れて作り、長い腕は紐状に伸ばした粘土をくっつけます。吸盤をつけたり、目玉をくっつけたり…かわいいイカちゃん達が出来上がりました。着彩はまた乾いてから行いますので、完成品をお楽しみに! お絵かきの方は、いかの足の数を数えながら描いていきました。完成した絵を並べるとまるでイカの大群のよう。形の方はこちらで指導しましたが、色の方はイカの写真を見本に置いて、自分で見えた色で塗っていくようにしました。みんなそれぞれカラフルでエネルギッシュ!緑に見えた子も入れば赤黄色に見えた子もおり、自由な色選びに惚れ惚れしてしまいました。  

小学生水彩画ラスト!

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大竹です。小学生の水彩画ご報告ラストです。普段の水彩と違い、水をたっぷりと使用して塗る透明水彩は、にじみの技法で柔らかく仕上げたり、一度乾かした後に重ね塗りすることで透明なカラーセロハンを重ねたような効果を得る事ができます。背景は滲みを使い色をグラデーションのように混ぜ合わせ、花の重なりや花瓶の模様は乾いた絵の具の上から色を重ねています。 しかし、同じモチーフでも描く人によってガラリと印象が違う絵が出来上がるのは本当に面白いですね。描き方や塗り方にはその子の性格が表れるので、カラーセラピーや絵による性格診断といった分野が存在するのも頷けますね。

小学生水彩報告その2

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大竹です。小学生の水彩画ご報告第2弾です。 花瓶に入った花の塗り方は、その子の年齢に従って指導を少し変えています。例えば、低学年だったらあえて綺麗に塗りすぎず、塗りのムラを作って仕上げたり、高学年は花びら一枚一枚に影をつけ細かく描き込んでいます。子供の成長に合わせて技法を変えることで、「うまくいったぞ!」という達成感を味わってほしいですね。(しかし、高学年からは高学年だからって難しすぎ!1、2年生と同じ塗り方してもいい?笑という声も…^^;毎回、やれば出来るのだから、横着しない!と説き伏せております。笑)  

車シリーズ第3弾!

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大竹です。今回ご紹介させていただくのは学生クラスの幸太朗さんの車シリーズ第3弾です。 ( 1作目 )( 2作目 ) 以前より、ずっと車を描き続けている彼ですが、今回は水張りをしたパネルにアクリルで着彩しました。アクリルは一度乾けば上からいくらでも絵の具を重ねていけるので、修正が容易で扱いやすい絵の具です。油絵と違い、乾くのも早いのでせっかちさんにも向いていますね。 今回は下書きの時点でもびっちり線を描き起こし、色ぬりも何ヶ月もかけて行いました。特にボディの色のグラデーションには様々な濃さの青グレー色を用意して、毎週少しずつ塗り進めていました。ピカピカの金属らしい質感のボディに、赤いラインがビシッと入ってキマっていますね。また、ボディのエッジに鋭く入ったハイライトも細かく追っています。金属などは特にピシッと入るハイライトのメリハリが重要になってきますね。相変わらず、車に99.9%の愛を注ぎその他背景などは一切興味無し!といった描写具合にはいっそ清々しさをも感じます。笑 私は車にはさっぱりでしで、一度車名も聞いたのですがすっかり忘れてしまいました。車好きの方にはすぐお分かりになると思いますが、次回彼に聞いた後に追記させて頂きたいと思います。 しかし、1作目と2作目と見比べてみると、だいぶ車にも描きなれてきて上達していますね。デッサンが甘い部分はありますが、車への愛でカバーしています。現在は4枚目の制作に取り掛かっていますが、こちらも本人が思わず「うまく描けた…」と独り言でしみじみしておりましたので、完成をお楽しみにお待ちください。 追記:ダッジバイパーacrという名前だそうです。2000万でも安いと言われるほどの車なんだとか!

お花見会場

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  大竹です。桜も各地で咲き始めてきましたね。インドア派の私は中々桜を見にいく事が出来ないのですが、今回の幼児クラスでは満開の桜を拝む事が出来ました。 大きな紙にまず手前にある木の幹や枝を大きく描き、次に遠くの小さく見える木を書描いて画面に奥行きを出していきました。クレヨンの後はピンクの絵の具を使い桜の木を書いていきました。塗りかたにもその子の性格や個性が表れており、みんなの絵を並べるとまるで満開の桜公園へお花見に来たかのような気持ちになりますね。 その後の10分お絵かきでは人の横顔の練習をしました。横を向いた時の目の位置はどこかな?耳は?口は?と、細かいパーツの位置にも気をつけながら描いていきます。上手に描けるようになってくると、お絵かきももっと楽しくなりますね!

小学生水彩画ご報告

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大竹です。金曜小学生クラスの水彩画が完成しましたのでご報告させて頂きます。 今回は透明水彩という絵の具を使用しました。普段、小学生が使っている水彩は不透明水彩というもので、下の色を覆い隠す力が強いものです。透明水彩は、その名の通り下の色を隠す力が弱く、半透明のセロハンを重ねるように色を塗る事ができます。また、発色もよく水でよく伸びるので、不透明水彩よりも高価なものになります。今回は、その透明水彩を贅沢に使用して水彩画を制作しました。モチーフは花、花瓶、果物や野菜、紙リボンです。花の描き方をレクチャーし、絵の具をべったりと塗るのではなく、水で溶いて薄く塗り重ねていく技法にチャレンジしました。いつものエネルギッシュな画面に、さわやかさや大人びた雰囲気を持っているように見えますね。