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7月, 2023の投稿を表示しています

みんな大好きなあのキャラクター

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リョウカ 高1 水彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、学生クラスのリョウカさんの作品です。大人から子供まで親しまれている、ポケモンのイラストを制作しました。 小学生クラスなどではアニメや漫画のキャラクターをそのまま作品にする事はNGとしている(既にデザインされているものを使うのではなく、自分自身で考えて欲しい為。参考にしたり、オリジナルのポケモンとして新しくデザインして粘土で作るなどはOK)のですが、学生クラスは自分の好きに制作できる&時間をかけてしっかりとしたクオリティーのものを作れるならOKとしています。 動きを出す為、地面が傾いた構図で制作しています。家の前での記念撮影なのでしょう、撮影者の慌てた様子が伝わります。水彩で制作しましたが、色が薄っぺらくならない様暖色系の絵の具を薄く下塗りをしています。キャラクターも持参した資料(ポケモン図鑑)を見ながら生き生きとした姿を描いていますね。まだ技術的に拙い部分もありますが、ゲームへの愛が溢れる温かみのある作品だと思います。まさにファンアートですね! 任天堂のゲームで育った私としては、リョウカさんとゲームの話がよく合います。(カービィやゼルダ好きw)現在はピクミンのイラストを制作しておりますので、ゲーム好きの方はお楽しみに!

夏休みに入りました

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  大竹です。夏休みに入り、学生クラスでも油彩画に取り組む生徒が増えてきました。川崎市美術展に向けて早めに制作を始めている子もいれば、名画模写や自分のペットを描いている子もいます。学生クラスでは自分の描きたいものを好きなだけ時間をかけて制作できる分、小学生クラスよりもちょっと厳しめ。中学生となったからには小学生の頃よりも高いクオリティーを目指して制作していきます。 最近は授業終わりに下の階の焼き鳥屋(父が運営しております)で買い食いをしている子達を見かけます。こういう寄り道、大人になると『あの頃は楽しかったなぁ』と真っ先に思い出されますよね。なんだか羨ましく思います。

カメがたくさん

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 大竹です。幼児クラスの工作では、紙粘土を使ってカラフルなカメを制作しました。 アルミホイルの芯に粘土を少しずつくっ付けていき、カメの形に成形します。アルミホイルが見えなくなるよう、隙間なく粘土を貼り付けていかなくてはならないので、裏側までしっかり確認しながら制作します。形が出来たら絵の具で手足や甲羅の色を塗り、乾かしたら甲羅部分にガラスタイルをはめ込んで飾り付けました。ガラルタイルによってキラキラと光を反射し、まるでトルコの工芸品のような華やかさです。 その後はスケッチブックにウミガメの絵を描いていきます。通常イメージされるカメは緑色ですが、ウミガメは海の中の光を受けていることもあり多彩で鮮やかな色合いをしています。黄色やオレンジ、青といった南国カラーを使用して夏らしい色合いのウミガメが出来上がりました。前足の形に苦戦しましたが、スイスイと海を泳ぐ姿をうまく描くことができましたね。

黒いネクタイの鳥

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  大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、大人クラスの松本さんの水彩画です。 ほんのりと緑がかった羽に、黒いネクタイ模様が特徴のこの小鳥はシジュウカラですね。コロンとした愛らしいシルエットがよく捉えられています。 水彩は一度色を塗ってしまうと後戻りが出来ない(消したり、塗りつぶして直すのが難しい)画材ですので、どの順番・タイミングで色を塗っていくかある程度計画性が必要となります。松本さんは自身が持っている絵の具の色見本を自作し、同じ色でも混ぜる水の量の違いや、混色の結果を事前に研究して制作に取り組まれていました。 羽毛に覆われた柔らかい体を表現するため、滲みと筆跡を残す描き方のバランスに気を付けながら進められていました。水彩絵の具は重ねれば重ねるほど色が濁ってしまうので、色をのせすぎないよう手を引くタイミングも見極めが必要です。結果、触った時のふわっとした柔らかさが良く伝わる出来上がりとなりました。 また、足元の花は鳥とは違った質感を表現するため、塗り方を変えたり色鉛筆で加筆しています。花びらの薄くひらひらと風に揺れそうな様子や、それよりも固そうな葉の厚みをよく観察して描きわけられていますね。主役の鳥に近い中央部分はしっかりと描き込み、端にある葉や花は薄く仕上げてメリハリを付けているのも良いですね! 教科書や我々講師の指導があるとしても、やはり実際に描くのは自分自身なので、実際に絵の具に触れて絵の具の性質に慣れていく必要があります。松本さんの貪欲に技術を吸収されていく姿はとても楽しそうで、その制作姿勢は作品からも伝わってきますね。

モチモチうさぎ

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大竹です。今回ご紹介させて頂くのは学生クラスのマホの作品です。f4キャンバスにアクリル絵具でペットのウサギを描いています。むすっとしたような八の字の口にモッタリとした頬がなんとも言えない愛嬌がありますね。思わずほっぺを摘まみたくなります。うさぎにしてはかなり大きい体躯だそうで、その表情も相まって一度見たら忘れられないインパクトです。 真っ黒な体毛には純粋な黒ではなく、こげ茶や青、赤といった色が混色して作られています。チューブから出したそのままの黒ですと、浮いてしまったり強く悪目立ちしてしまう事があるからです。白っぽい体毛も、黄土色やペールオレンジを使いながら馴染ませていますね。毛がみっしりと詰まったモフモフ感がよく表現できています。 また、メインとなる顔は色だけではなく、細かな立体感もしっかりと捉えていますね。鼻から口周りの出っ張りもほんの少し明るく色を入れ、真っ黒な顔が単調にならないよう工夫してあります。 背景は下塗りしたオレンジをそのまま使い、キャンバスの四隅まで絵を描いています。今回し用したキャンバスは木枠の裏に布が留められていた為、側面もキャンバス面として使用しました。どこから見ても可愛らしい1枚となりましたね。