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4月, 2025の投稿を表示しています

白いふわふわと、プルプル?

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マホ アクリル絵の具 今回ご紹介させて頂くのは、学生クラスのマホさんによるアクリル作品です。 ペットのハムスターをモデルに、小さなキャンバスいっぱいにその愛らしい姿を描き上げています。 一見すると「なぜ冷奴とハムスター?」と不思議に思われるかもしれませんが、実はハムスターは乾燥した豆腐を食べられるそうです!調べたらおやつとしても売っていました。奇妙な取り合わせの様でちゃんと意味がある、可愛らしさとユーモラスな発想が絶妙に組み合わさった、見ているだけで癒される一枚になっていますね。 温かみのあるピンクの背景に、瑞々しく描かれた豆腐と葉っぱ、その上で無邪気にこちらを見つめるハムスター。アクリル絵の具ならではのマットな質感と発色の良さも活かされ、食べ物の柔らかさやハムスターのふわふわ感が丁寧に表現されている点も見どころです。醤油の透明感も見事な描写力。小ネギにおろし生姜といった、小物もしっかりと描き込み、丁寧な仕事ぶりが伝わります。ちなみに、右耳のよく見るとぴょこんと出ている毛がチャームポイントだそう。 これからも、自由な発想で楽しい作品をたくさん生み出していって欲しいですね!  

アトリエパステル 移転のお知らせ

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いつもアトリエパステルをご利用いただき、ありがとうございます。 さて、今日は大切なお知らせがあります。なんと、アトリエパステルはこの度移転することになりました! 新しいアトリエは、駅から少し遠くなってしまいますが、内装がフルリフォームされた一軒家となります!新しい場所で、さらに快適に、そして楽しく絵を学んでいただける環境を整えました。 移転日は 6月 を予定しており、これからも変わらずみなさんと一緒に、絵画の世界を楽しんでいけることを楽しみにしています。新しい場所でのレッスンが始まるのをワクワクしていますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね! 詳しい住所については、下記のプリントを配布させて頂きますのでご確認下さい。移転に関するご質問があればいつでもご連絡ください。新しいアトリエでも、皆さんのご参加をお待ちしております!

南と北の光景

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長沼さん 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、長沼さんの油彩作品です。 左の作品は沖縄の渡嘉敷島、右の作品は北海道の 道南部乙部町の館の岬を描いています。日本の最南と最北の風景ですね! まずは左の作品。海の底が透けるほどのクリアな海と雲ひとつない空の青が美しい光景です。沖縄とわざわざ場所を描かなくても、我々日本人が見れば沖縄だと分かりますね! 船がこちらに向かってきており、足跡を残すように水面が波打っています。静止画ながらも、船の動きや波のうねりを感じさせますね。手前に向かってくる構図はちょっと珍しくも思います。(船の形から、奥へ向かっていく構図の方が多い)油絵の具はグラデーションが最も作りやすい画材ですので、その性質を活用した色の変化を沢山作られていますね。青い海と空を区切るように小さな山(この大きさですと島でしょうか?)が描かれています。空や海をグラデーションで仕上げている反面、こちらは違う色の粘土を練り合わせたかのように絵の具を入り組ませ、岩肌と緑を表現しています。絵の具の使い方の対比も面白いですね。 そして右の作品。北海道といえば雪のイメージがありますが、こちらは切り立った崖が立ちふさがっています。まるでグランドキャニオンのような自然の塊と、人工的な町が同じ画面の中にあるのが不思議ですね。地層の横線と、街中にある電線の縦線が重なり合う構図も図形的な面白さがあります。縞模様の様な地層は、ペインティングナイフを使用してザラザラとした質感が作られています。道路は年月を感じさせる汚しが入れられていますが、奥にある東洋のグランドキャニオンはそれよりも更に年月が積み重なって出来ています。その年月との対比もある構図となっていますね。町や崖を強調するため、空はあえて薄くシンプルに作られています。これが左の作品の空の様に濃い青ですと、少々強すぎる画面になってしまっていたでしょう。 意図されたものではないのでしょうが、南と北、海と大地の対比となった2作品でしたね。全く異なる風景でも、色使いやタッチから同じ作者である事が分かるのが絵画の面白いところですね!

お面の模様の作り方

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  大竹です。幼児クラスの工作では、お面制作をしました!好きな色の画用紙を選び、模様をつけていくのですが、今回は筆を一切使わない方法で制作しました。どのように制作したかといいいますと……なんとビー玉!画用紙の上で絵の具をつけたビー玉を転がし、ランダムな線を沢山走らせていきます。時には勢い余ってビー玉が飛んでいってしまうことも!笑 運動もそうですが、こうした遊びの中で加減を覚えていくことも発達の上で良い刺激になります。どこに傾ければ思ったようにビー玉が転がるかを実際に体感しながらコントロールしていき、まるで花火のような模様が完成しました! その後は目の穴を開け、思い思いの形にしていきます。今回は動物などの決まったモチーフではなく、インディアンのマスクのような神様や精霊をイメージした作りにしました。お花紙を貼り付けたり、鋏で形を変えながら1人1人違ったお面に仕上げていきました。 最後は神様になりきってポーズ!とってもワイルドでエネルギッシュですね。