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3月, 2020の投稿を表示しています

近くと遠く

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大竹です。幼児クラスでは体を描く練習として、片手をあげて遠くの人を呼ぶポーズをお絵描きしました。腕を上げたら、手はどのくらいの高さかな?頭より高いところにあるよね?と実際にポーズをとってみてから描きはじめました。その後は遠くの人、近くの人にも挑戦。ちょうどお花見に行ってきたという子がいたので、お花見に行って友達や家族を呼ぶ自分の絵にしました。実際にアトリエ内で二人に距離を置いて立ってもらい、写真を撮って見せました。遠くの人は小さくなって全身が映るけど、手前の自分は大きくて足は写ってないよね、と説明します。口頭の説明だけでは幼児達には難しくても、実際に写真を見せながら説明すると理解してもらいやすいです。実際に完成した絵を見てみますとよく分かりますね。遠くの人は最初の10分お絵描きで全身を描く練習をしていたので、「遠くの人はじぶんで描ける!」と一人で描き切った子もいました。 近くのものは大きく、遠くのものは小さく、という描き方が出来るようになるように、これからも定期的にこうした授業を行なっていきたいと思います。

小学生のデッサン

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全て小学3年生女子 大竹です。小学生クラスで取り組んでいたデッサンが終わりましたのでご報告させていただきます。 先月より続いていたデッサン&白黒模写がついに完成しました! 右上の水が入ったコップとおもちゃのボールのデッサン後、白黒の写真を見ながら鉛筆で模写していきました。 コップとボールのデッサンでは、実際のモチーフと私が描いた手本のデッサンを見ながら進めていきました。コップの口の楕円の形、水の表現、ガラスの透明感の出し方、ボールの影・反射光とハイライトをポイントに指導をしました。私が説明した部分以外にも、自分でモチーフをよく観察し気づいたところはどんどん描いていきましょう、と言ったところ、「ここの影とここの影の色が違う!」「ここにも光がある!」といったような動きもあり感心しました。言われたことだけではなく、自分からより良くするためにはどうしたら良いか探していく事は、絵に限らずいきていく上で全ての事に通じます。絵画を通して、そうした習慣が身についていってくれたらと思います。

カラフルな龍

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大竹です。先週の幼児クラスではお休みの子がいた為、2人きりの教室となりました。せっかく2人で教室を広く使えるので、大きめの絵にチャレンジしました。 模造紙を細長く切り、巻物のようにしたらクレヨンで龍の顔を描きます。口はワニさんみたいに大きくて牙も沢山、ツノもあるしヒゲもあって、首はフサフサの毛のマフラーがあるね…なんて話しながら描いていきます。今回はどのパーツも好きな色で描いてオッケーにしたので、女の子二人による可愛らしい龍ができました。まつげが描いてるところなんてすごく女の子らしいですよね。 体の方は水を多めにした絵の具を垂らし、ストローで吹くと花のように絵の具が広がります。ドリッピングという技法の1つで、龍の体はこのやり方で描いていきました。 大きな絵だったので、途中で吹くのに疲れて飽きちゃうかな?とも思っていましたが、休憩を挟みながら二人とも最後まで頑張っていました。余った絵の具は10分お絵描きで魔法の木の葉っぱを描くのに使いました。全体的にカラフルな作品が仕上がりました。 ドリッピングはストローさえあればお家でも簡単にできる技法ですのでオススメですよ!

小学生クラスの宿題

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             宿題用ノートの表紙作りの様子 こんにちは、大竹です。 現在金曜日の小学生クラスは16時からですが、先週は15時にフライングで来てしまった子も。時間を間違えたのかと思って聞いてみると「家にいても暇で猫とぼーっとしてるだけだから早く来ちゃった…」との事。今大人になってみれば1ヶ月もお休みだったら家に引きこもって何しようかな〜ネットで動画見ながらずっと絵を描いていられるな〜おやつ買い込んでまだ未開封のゲームもできるなぁ〜なんて思えるわけですが、子供たちにとってはやる事がなくて暇!となってしまいますよね。そこまで暇ならば、と先週はアトリエパステルから宿題を出しました。1日4つ、テーマに沿ったものを見つけて絵に描いていくという課題です。例えば燃える、がテーマだったらお父さんが吸っているタバコだったり、ツイッターで炎上している芸能人だったり、オリンピックに向けてやる気を燃やすスポーツ選手などを絵に描きます。A3の紙を半分に折りホチキスで中綴じした簡単ノートの1ページを4分割し、そこにそれぞれ見つけたものを描いていきます。 宿題といっても学校のように成績をつけたりはしないので、学校へ行けない分の暇つぶしになれば良いと思います。 しかし、みんな学校がなくて暇そうなので宿題を出します!といった瞬間に「えー!メッチャ忙しいよ!学校の宿題あるもん!」(さっきまで猫とぼーっとしてるって言ってたじゃん!)「お店のアルバイトがあるから忙しい!」(アナタ小学生でしょ!)と清々しい手のひら返しっぷりに笑ってしまいました。 宿題は3月の間続けるつもりですので、1日も欠かさなかったり各テーマ4つ他の子と1つも被らないものを見つけた子には何かご褒美の贈呈も考えてたり考えていなかったり…

幼児のお弁当工作

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小学生クラスはまだまだモノクロデッサンの最中ですので、引き続き幼児クラスの様子をご報告させて頂きます。 園や学校がお休みで室内に籠もりがちな分、気分だけでもピクニックにと幼児クラスではお弁当工作をしました。本物の使い捨てのお弁当におにぎりやタコさんウインナー、玉戸といった定番のおかずを作っていきます。 たまご焼きは黄色い絵の具を練りこんだ紙粘土を潰れた楕円形にして、側面に爪楊枝で溝を入れて厚焼き卵の層の重なりを作ります。レタスは小麦粘土を指でつまむように押して薄くする事で葉っぱに近い見た目にしていきました。タコさんウインナーはハサミで足を4本になるよう切った後、爪楊枝を刺すと思わず食べたくなるほど本物ソックリに。ナポリタンはオレンジの毛糸をカップに盛り付けます。 おにぎりは一度丸めてクシャクシャにした和紙の中にティッシュを入れて、丸めて海苔に見立てた黒い画用紙をボンドで貼り付けました。一度丸めてクシャクシャにする事で丸めやすく、よりおにぎりらしい見た目になります。 おかずができたら美味しそうに見えるようにお弁当箱に詰めていきます。どれもとっても美味しそう! お絵描きでは好きなお弁当のおかずを食べようとしているところを描きました。 プチトマトも好きだけど、卵焼きも好きだし、イチゴも好き!と1つに絞れなかったので、周りにも好きなおかずを描きまくりました笑 早くウイルスの流行が終結して外へお弁当を持って遊びに行けるようになると良いですね。

ちびっ子ジュース屋さん

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大竹です。新型ウイルスで世間が慌ただしくなっていますね。当教室も園や学校に比べたら集まる人数は少ないものの、引き続き感染予防に努めていきたいと思います。 さて、幼児クラスではオリジナルジュースのメニュー工作をしました! 丸く切った折り紙に、三角形に切った折り紙をお皿に乗ったピザのように貼り付けていけばカラフルな柑橘系のフルーツの出来上がり!ジュースの中にどんな風に盛り付けるか考えて貼っていきます。氷の部分はスポンジを小さく切って白い絵の具をスタンプしました。ストローもさしたら商品名や値段、材料などもそれぞれ自由に描いていきます。100円の破格のジュース屋さんもあれば、1杯50,000円の超高級ジュース屋さんも。 余った折り紙のくずもメニューの飾り付けに使用し、最後までキレイに使いきりました。 お絵描きの方では水を入れたガラスのコップにストローを入れ、水による光の屈折で水に入ったストローがずれて見えている絵を描きました。光の屈折の原理などは小学校の理科の授業なので幼児たちにはもう少し先ですね。「ストローだけじゃなくて、指を入れてもずれて見えるんだよ。」と、実際にコップに指を入れてみると「ホントにずれた!なんで?」「鉛筆でもずれる!」と、興味津々でした。美術はこうした他の科目とも繋げやすいなと感じます。