左上 かえで(4年)/右上 りず(1年)/左下 ゆうし(3年)/右下 ことね(4年) 大竹です。数ヶ月ぶりですが、ようやく最後まで油絵を描いていた子が完成しましたので、最後のご報告をさせて頂きます。油彩は7~8月のカリキュラムでしたが、夏休みに旅行に出かけていたり、もっと細かく拘って描きたい、という子は次の月も引き続き取り組んでいました。4人とも、お疲れさま&お待たせしました。 かえで(4年)・・・つい先週に完成したての油彩。「油絵の具は塗るのではなく、点描のように置いていく」という指導の言葉を忠実に守り、少しずつ穴を埋めるように筆を進めていました。その職人のような作業のおかげで、紫陽花たちはまるでキラキラと輝く宝石のよう。ピンク、紫、青、水色といった紫陽花の色の描きわけも見事です。紫陽花の葉っぱの緑色も細かく色を使い分けているので、より花の鮮やかな色合いを引き立ててくれています。周りが自分とは違う事をやっている中でも、面倒くさがらず腐らず飄々と描いていた姿が印象に残っています。ぜひ油絵以外の色々な画材にも挑戦していって欲しいですね。 りず(1年)・・・根性の1枚。1〜2年生は飽きるタイミングを見計らい、絵がぐちゃぐちゃにならない様「ここで終わり!」と絵を取り上げてしまうのですが、りずさんはこの2ヶ月でその様な事には1度もなりませんでした。羨ましいほどの見事な集中力です。桜のピンクも可愛らしく、濁りのない綺麗な色で最後まで塗られています。空の少しくすんだ色合いなどは大人顔負けですね。逆に画面奥へと続く川の色は小学生らしい明るい青色で、その組み合わせがなんとも面白い作品です。1年生でこんなに美しい風景を描かれたら、何十年と絵を描き続けている大人の立場が危うくなってしまいそうですね…。新たな始まりの季節、春の象徴である桜はやはり観る者をワクワクさせてくれます。この絵が家にあればどんな時でも心が晴れやかになりそうです。 ゆうし(3年)・・・下塗りを赤で行い、制作途中から良い味を出しており、途中何度も私から「完成したらその油絵先生に譲ってくんない?買わせて!」とお願いしていましたが、やはり完成した作品は自身の家に飾りたいもの。最後まで売ってもらえませんでした。笑 富士山の山頂の雪の陰影や、様々な青が入り乱れる山肌がとても魅力的です。特に空の色なんかは、ピンクや紫...