小学生油絵報告7

左上 ことみ(5年) 左下 ななみ(5年) 右上 まゆ(5年) 右下 そのこ(5年) 大竹です。小学生油絵報告も7回目になりました。アトリエの壁一面を埋めていた油絵も無くなっていき、少し寂しさを感じます。アトリエの壁が寂しくなった分、持ち帰られて壁に飾られた油絵たちは各家庭の生活を彩ってくれているのでしょう。 ことみ(5年)・・・なんとも言えぬ顔のタツノオトシゴや奇妙な形のサンゴ、シマシマの尻尾のようなものと全体的に不思議な魅力のある作品になっています。最初は色が単調だったのですが、似た色を少しずつ変えながら塗っていく様手本を見せたところ、すぐに理解して実践していました。色のつぶつぶを固めて作った様なサンゴからはザラザラとした質感を感じられ、海から差し込む光を受けてキラキラ輝いている様です。背景の海の青色も、左下から右上にいくにつれ明るくなるグラデーションを作り、少し塗りムラがあることで画面を上手く埋めてくれています。タツノオトシゴの色合いも綺麗ですね!青と黄色は補色の関係となっているので、より鮮やかに見えてきます。流されない様に尻尾でサンゴに巻きついている様子も面白いですね。これを描きたいと選んでくるセンスがまた良いです。 ななみ(5年)・・・可愛い物好きで、現在はたれパンダにハマっているそうです。柔らかくポテッとした物が好きなのでしょう、こちらのうさぎも似た雰囲気を感じます。毛は場所によって細かく色を変え、クレヨンでも書き足して毛のふわふわ感を出しています。触った時の感触が見ただけで伝わってきますね。毛のある動物は可愛らしさとふわふわ感が出ればもう”勝ち”ですね。背景の緑も美しいですね〜キラキラと輝く宝石の様にも見えますし、木漏れ日の様にも見えてきます。ボールのピンク色も効いていてバランスが良いですね、サインが水色に入っているのもアクセントになっています。色の感覚も良いので、もっと自信を持って良いと思います。 ちなみにななみさんとことみさんは双子の姉妹です。一卵性なので顔も声もそっくりなのですが、二人とも全く違う物を描いていて面白いですね。ただ、二人とも絵の中に同じ生き物がきょうだいのように2匹いるのは興味深いところです。 まゆ(5年)・・・人の肌の色づくりが上手いですね〜!肌の色となると、クレヨンのペールオレンジの様な色で塗ってしまうことが多いのですが、まゆさ...