投稿

【台風接近に伴うお知らせ】

イメージ
明日は台風の接近が予報されていますが、当校は通常どおり開講を予定しております。 ただし、天候や交通機関の状況によっては危険が伴う場合もございますので、どうぞご無理をなさらず、ご自身の判断で出欠をお決めください。 皆さまが安全に過ごされ、台風による被害が少ないことを心より願っております。

GWはいかがでしたか?

イメージ
お久しぶりのブログとなります、大竹です。 皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。 小学生たちからGWの楽しかった思い出を聞いていると、こちらまで嬉しい気持ちになります。 私のゴールデンウィークのメインイベントは、5月4日に武蔵小杉のグランツリーで行われたワークショップでした! 毎週水曜日に出勤しているアトリエミオスからお声がけいただき、私も参加することとなりました。 こうした商業施設でのイベント参加は初めてでしたが、教室とはまったく違う環境にびっくり。 グランツリー1階の広場は吹き抜けになっているため、声がなかなか届かず…各テーブルを行ったり来たりと大忙しでしたが、その分たくさんのお子様にご参加いただき、大盛況のイベントとなりました。  今回制作したのは、粘土の鯉と紙工作のカブトです。30分で完成させるため慌ただしい場面もありましたが、出来上がった作品を嬉しそうに持ち帰る子どもたちの姿に、こちらも胸がいっぱいになりました。親子で一緒に夢中になって制作されている様子もとても印象的でした。 ……とはいえ、私はずっと中腰で作業しておりましたので、終わった頃には人生初の腰痛に見舞われることに。 次の日がお休みで本当によかったです。

良いお年を!

イメージ
小学生クラス 紙版画のカレンダー 今年も一年、誠にありがとうございました。 本年はパステルの移転という、大きな節目を迎える年となりましたが、無事にここまで歩んでこられたのは、ひとえに皆様のお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。 アトリエパステルでは、「もう一つの社会の場」であることを理念として掲げています。 世の中には、学校や職場、家庭などさまざまな場所があり、その場所ごとに人は異なる顔を持っているのではないでしょうか。そこには、それぞれの「自分」が存在しているのだと思います。 子どもから大人まで、年齢を問わず一人ひとりにとっての「自分の居場所」となれるよう、教室づくりを大切にしてきました。 絵の技術を高めることで自分自身と向き合い、また交流を通して新たな刺激を受けられる場であり続けられるよう、これからも努めてまいります。 来年も、どうぞよろしくお願いいたします。 なお、今年は喪中のため、年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます。 皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

2026年クリスマス会

イメージ
  アトリエパステル2026年のクリスマス会のご報告です!年内最後の開講週にて、幼児・小学生クラスでは食べられる工作「お菓子の家作り」を行いました! いちごクリームのスポンジケーキと山盛りのお菓子、そしてホイップクリームを使用して思い思いの家を建てていきます。同じ材料でも、飾り方にその子の個性が現れてきますね!クッキーをドアにしたり、マシュマロの塀を作ったり、グミの石畳を敷いたり…途中で余った材料をパクつきながら進めていくので、甘くて楽しい工作です♪ 今年もマジパン(アーモンドの粉と卵白で出来た食べられる粘土のようなもの)を用意し、トナカイを作りました。(昨年はサンタクロースでした)余った方は雪だるまにしたり、プレゼントボックスにしている子もいました。 どれも華やかで素晴らしいお家になりました♪最後はお家で食べて楽しんでくださいね! これにて年内の授業は終了となります。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

クリスマス会の準備完了です!

イメージ
クリスマス会 準備完了! 明日からはいよいよパステルクリスマス会です!教室もクリスマスの飾り付けを行い、お菓子のチェックも完了し準備バッチリです。楽しみにしていてくださいね♪

やさしき巨影

イメージ
長沼 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、長沼さんの油彩作品です。それぞれ違った場面の象を描かれています。 ・左の作品 乾いた大地に風が走り、砂がふわりと舞い上がるような空気感がまず印象に残ります。象たちの体には細やかに色が重ねられ、大きく堂々とした存在感がしっかり表現されています。一本の線や一つの影がその像が重ねてきた年月”を示しており、鑑賞者に豊かな生命の深さを想像させます。荒々しさではなく、静かな強さとしての重みが伝わってきますね。 この3頭は親子なのでしょうか、二頭が鼻を寄せ合う姿がとても温かい気持ちにさせてくれます。象達の柔らかい目元の描写が、作品全体の空気を決定づけています。まなざしが穏やかで、どこか思索的にも見えるため、「この象は何を感じ、どんな世界を見ているのだろう」と思いが巡りますね。 背景は大胆にピンボケしたように柔らかくぼかされ、遠景の情報量をぐっと減らすことで主役である象たちがより手前に浮かび上がるように見えます。(よく見ると奥にも二頭の象が寄り添うように描かれていますね!)暖色の空気の中で歩む姿が、力強くも優しい余韻を残しています。 ・右の作品 こちらの作品では、油彩ならではのナイフを使った厚塗りが魅力的で、絵具の盛り上がりそのものが象の肌の質感として生きています。乾いた皮膚のひび割れや、ごつごつとした重量感が見事に再現されています。 草原で食事中なのでしょうか、その穏やかな時間の流れがキャンバス越しにも伝わってきます。左の作品では空に動きをつけていましたが、こちらはあえてフラットな空にすることで、下部の草地や象の体の描き込みがより際立ち、画面全体のバランスが美しく整っています。 画面全体からゆったりとした時間が流れているような静けさがあり、見る人の心を同じ時間に引き込んでくれるようです。キャラクターとしても象は温厚なイメージで描かれる事が多いですが、こちらの作品ではその印象がより柔らかく、親しみを伴った形で表れていますね。 ただ大きく、ただ強いだけの存在ではなく、その奥に潜む穏やかな気配や眼差しを丁寧に拾い上げていることで、作品は単なる動物画を超え、どこか精神的な穏やかさを鑑賞者へ手渡すような存在になっています。

学生の水彩画

イメージ
  KANON 大竹です。こちらは学生クラスのKANONの水彩画です。透明水彩は初挑戦でしたが、色も濁らず着彩できています。まだ描き込みに物足りなさはありますが、最初の1枚としては十分でしょう。ポットの光沢と鮮やかな黄色、苦戦した松ぼっくりの描き込みなど主役として存在感を持っています。その分、布にはあまり興味がないのか、少し単調さが目につきます。 野菜や果物はイミテーションなので、瑞々しさに欠けていますが、りんごを持ったときのずっしりした重みを感じさせます。 今回はこちらでモチーフを用意しましたが、今は自分で描きたいモチーフを持参し、自分で構図を決めています。本人の中でこういうものが好き、これが描きたい、ここをこだわりたい、という制作へのモチベーションが高く、この調子でどんどん描いていって欲しいと思います。

へいお待ち!

イメージ
大竹です。幼児クラスでは、お寿司屋さんの工作を行いました!お寿司を食べるお客さん側か、お寿司を作る板前さんのどちらかを選んで作りますが、今回はみんな板前さんでした。まずは自分は一番好きなネタを紙工作します。エビやマグロ、サーモンや卵が人気でしたね。板前になった自分はクレヨンで描き、腕は半立体にしたかったので別紙で制作しました。 へいお待ち!とお客さんに握ったお寿司を差し出しているシーンです☆何だかお寿司が食べたくなってきました…

記憶を纏う絵画

イメージ
  永瀬 油彩+布・刺繍糸 大竹です。今回ご紹介させていただくのは、永瀬さんのコラージュ作品です。キャンバスの上に油彩と布・刺繍糸が組み合わさっています。 画面にまず強く印象を与えるのは、鮮烈な赤の背景。その中央に描かれる人物のまなざしは静かでありながら、周囲を彩る断片的な布地や糸と呼応し、複雑な感情の揺らぎを漂わせています。使用されている布や刺繍糸は、永瀬さんのかつてのお気に入りの洋服の一部であり、絵の素材であると同時に、かけがえのない個人的な記憶そのものでもあります。 絵画という虚構の世界に、思い出を宿した実際の「モノ」が貼り込まれることで、画面には二重のリアリティが立ち現れます。描かれた人物の表情が誰かを思わせるようでありながらも、布地が持つ物質感によって、個人的な日常や時間の経過が呼び起こされるのです。それはまた、毎年増えていく服に囲まれながらクローゼットをのぞいたときに感じる「過ぎ去った時間への愛着」と「積み重ねられていく日々」の感覚にも重なります。 背景の赤は、そのような断片的な記憶や素材を一つの世界に収める役割を果たし、画面に力強い統一感を与えています。絵画と現実、記憶と現在とを交差させ、見る者に「自分自身の思い出」を呼び覚まさせる魅力を放っているかの様です。

赤と緑のコントラスト

イメージ
タイチ アクリル絵の具 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、学生クラスのタイチの作品です。小学生クラスから在籍し、現在中学二年生。 日本を代表する名建築・平等院鳳凰堂を題材に、鮮やかな色彩で描き出しています。十円玉にも刻まれている馴染み深い建物ですが、赤い柱や梁が周囲の豊かな緑と対比され、より一層際立って見えます。自然の緑を背景に、朱色が生き生きと浮かび上がる構図は、観る者に強い印象を与えます。 特に注目したいのは、池の水面に映る鳳凰堂の描写。波立つ水面に揺らぐ姿は、実像とは異なる不思議な美しさを放ち、建築の荘厳さをさらに引き立てています。上部の建物の明快な描線と、下部の水面に広がるにじみやゆらぎとの対比が、画面にリズムを与えています。 もちろん、建物の遠近や細部のバランスなど、まだまだデッサンに未熟な部分は見られます。しかし、それ以上に「見えるものを懸命に捉えよう」というまっすぐな姿勢が伝わってきます。色を重ね、形を探りながら、紙の家にイメージを移そうとする気概が、この作品全体を力強く支えています。 鮮やかな赤と緑のコントラスト、水面に宿るもうひとつの鳳凰堂。その大胆な表現と真摯な取り組みが、中学二年生という若い作家ならではの魅力を放つ作品に仕上がっています。  

それぞれの日常を

イメージ
長沼 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、長沼さんの油彩作品です。 浅草の居酒屋の一場面が、実に温かな眼差しで切り取られています。画面に常連が集う古き良き居酒屋の空気が漂い、赤ちょうちんや色褪せた看板、油で黒ずんだ外壁や庇の質感にまで、時間の積み重ねが感じられますね。華やかすぎず、むしろ少し煤けた色合いでまとめられている点が、街場の居酒屋特有の「油で汚れた生活感」を生き生きと伝えています。 また、そこにいる人々は表情を描き込まれていないにもかかわらず、椅子に腰かける姿勢やグラスを掲げる仕草、談笑の身振りなどから、それぞれの感情や会話の気配が伝わってきます。お客さんたちの「今日はここで一息つこう」という安らぎや、店員さんの手際よい立ち働きが、絵全体に小気味よいリズムを生み出しています。視線を移すたびに、一人ひとりの物語が立ち上がるような豊かさが魅力的ですね。 さらに、画面手前を横切る野良猫の存在が作品にユーモアと遊び心を与えています。人間の営みと並行して街の生き物たちもまた日常を紡いでいることを、さりげなく示しているようです。居酒屋という舞台に猫が加わることで、画面がふっと和み、観る者に微笑みを誘う効果を発揮しています。 全体として、筆致の緩急のつけ方が巧みで、背景や建物の重厚な質感と、人々や小物に宿る軽やかな躍動感が響き合っています。単なる風景描写にとどまらず、下町に流れる時間や人々のぬくもり、そして生活の匂いまで描き込まれた作品といえるでしょう。  

アトリエパステル 休校のお知らせ(9月8日・月曜日)

平素よりアトリエパステルにご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 このたび、私事で大変恐縮ではございますが、母方の祖母が永眠し、葬儀のため、 9 月 8 日(月)を休校とさせていただくこととなりました。 皆さまには急なお知らせとなり、ご迷惑をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます。 あわせて、来週の 9 月 15 日(月)は祝日のため休校となります。結果として 2 週続けてのお休みとなり、大変申し訳ございません。 なお、休校となりました分のお月謝につきましては、日割りにて計算し、来月分のお月謝より割引させていただきます。 また、 9 月で退会予定の方につきましては返金にて対応させていただきます。 上記の内容と同様のメールを月曜日クラスの生徒さんへお送りしています。ご確認頂けましたら、お手数ですがご返信いただけますと幸いです。ご返信がなかった方には、念のためお電話にてご連絡させていただきます。 皆さまには重ねてご迷惑をおかけいたしますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

君がいた夏は…

イメージ
大竹です。昨日から近所の堰神社で盆踊りのお祭りが開催されていますね。夏らしい風景です。幼児クラスでは、お祭りにちなんで屋台で買った好きなものを食べている自分を描いていきました。顔を大きく描き、口を描き、好きな食べ物を描いていきます。皆ちゃんとお祭りで売っている食べ物をチョイスしているので、やはり楽しい記憶が残っているのでしょうね。(左からポップコーン、わたあめ、焼きそば、ホットドッグです)洋服も浴衣スタイルで、自分で好きな柄を描いています。背景には打ち上げ花火を描いて完成!カラフルで清涼感ある作品になりましたね。 この後は粘土工作をして現在乾燥中…来週の着彩をお楽しみに!  

季節を描き、心を映す

イメージ
長沼 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、長沼さんの油彩作品です。 まずは左のひまわりの作品。ペインティングナイフを用いて厚く塗り重ねられた絵の具の質感が、力強い陽光と大地の熱を感じさせ、画面全体に生命力と躍動感が漲っています。背景には大胆な筆致で様々な色が重ねられ、絵の具の盛り上がりやかすれが、風や光の動きを感じさせるような、抽象的な魅力をもたらしています。 また、花々の構図には物語性が感じられます。画面下部のひまわりたちは、それぞれが異なる方向を向き、風に揺れながら自由に咲いているようにも見えます。その中で、最も背の高いひとつだけが、あたかもその下に咲く花々を見守るように、やさしく視線を落としているのが印象的です。 通常、ひまわりは太陽を見上げる花ですが、このひまわりはまるで太陽ではない”誰か”に向かってその顔を向けているかのようです。まるで年長者が若者たちを見守っているかのように見えてきませんか?毎週お孫さんがご自宅に遊びにいらっしゃると伺いましたが、もしかするとそうした日常の温かな記憶が無意識のうちに作品に反映されているのかもしれませんね。 筆とナイフを自在に使い分け、感情と観察を巧みに織り交ぜた表現は、長沼さんの絵画歴の豊かさを裏付けるものです。ひまわりという身近な題材から、見る人の想像力をかき立てるストーリーを生み出している点に、深い魅力を感じます。 そして右の作品は、岩手県にある小岩井農場の一本桜を描いています。画面中央に佇む満開の桜が、残雪を抱いた山々と澄んだ青空を背景に、堂々と咲き誇っています。自然の雄大な空間を感じさせつつも、その中で桜の存在がしっかりと主張されているのは、絵の具の重ね方に工夫が凝らされているからでしょう。花の部分には、やや厚みを持たせるように絵の具が乗せられており、遠景でありながらしっかりとした質感と存在感を放っています。 空は丁寧なグラデーションで美しい真っ青に仕上げられ、空の青と、手前の木々や地面の緑、そして桜の柔らかなピンクが絶妙なバランスで画面を彩ります。こうした色彩の調和が、春の訪れを鮮やかに印象づけています。 また、遠くにそびえる山肌の描写も魅力的ですね。残雪がまだ多く残る山の陰影や稜線の表現には、長年絵筆を握ってきた長沼さんならではの観察力と描写力が感じられます。実景を丁寧に見つめ、その印象を一つ一つ画面に再...

10月・11月の休講・振替日についてのお知らせ

イメージ
大竹です。 この度、2025年10月・11月の開講日に一部変更がございますので、お知らせいたします。 振替や休講の日程につきましては、上記のプリントをご確認ください。こちらはお月謝袋とあわせて、教室でも順次配布しております。 ご不明な点などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。 ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

小学生クラス キャンセル待ちについてのお知らせ

イメージ
 大竹です。教室の引っ越しから2ヶ月が経ち、おかげさまでようやく新しい環境にも慣れてまいりました。 今回の引っ越しに伴い、教室のスペースが広くなりましたため、7月より小学生クラスにて、キャンセル待ちをされていた方へ順次、無料体験のご案内を差し上げております。 現在、月曜・金曜クラスに関しては、キャンセル待ちをされていたすべての方へご連絡が完了しております。また、土曜クラスにつきましても、2024年中にお申し込みいただいた方へはご案内済みです。 なお、お電話がつながらなかった方や、メールが届かなかったと思われる方が数名いらっしゃいます。お心当たりのある方は、大変お手数ですが、改めてご連絡いただけますと幸いです。 長らくお待たせしてしまい、誠に申し訳ございません。また、現在もお待ちいただいている皆さまには、引き続きお待ちくださいますようお願い申し上げます。 どうぞよろしくお願いいたします。

遊び心を添えて

イメージ
長沼 油彩 大竹です。今回ご紹介させて頂くのは長沼さんの油彩作品です。時には2枚3枚を同時進行で描かれる事もあり、エネルギッシュに制作されています。 左側の作品は茨城県の笹間市にある石切山脈を描いています。山脈や岩肌といった、ゴツゴツしたものは油絵にぴったりの題材ですね。岩肌の不思議な縞模様は自然に出来たものだとは信じがたいデザイン。こうした風景に魅力を感じ、作品にしようとする感性も、長年磨かれたものなのでしょう。ペインティングナイフで絵の具を盛り付ける事で、削られた山肌を表現しています。水面は鏡のように風景を映しており、その表面は静かに揺らいでいます。荒々しい山肌との対比にもなっていますね。空もまた柔らかい色合いで薄い層を重ねる様に塗り重ねられており、平面の絵の中でも奥行きを感じることができます。特にこうした絵の具を厚く乗せた場合は、絵の具を薄くして視線を逃す先(抜け感)があるとバランスも良くなりますね。迫力がありながら、圧迫感や息苦しさはなく、そこにある雄大な自然の積み重ねを受け取ることができる1枚です。 右側はシロクマがいることから北極の地であることが伺えます。一番大きなシロクマは光を受けて金色に輝いており、極寒の寒さのなかでの生命がもつ暖かさが滲んでいるようです。奥には仲良く並ぶ2体のクマ達。毛で覆われふっくらとした愛らしい体と、それは過酷な地で生き抜くための構造である事の2面性、いわゆるギャップを鑑賞者に与える事でしょう。氷の冷たさも掠れた絵の具で表現し、我々人間が安易に踏み込めない厳しさをも感じさせます。しかし、そんな中で動物たちのなんともいえぬ朗らかな表情がまた魅力的ですね。よ〜く見てみると、シロクマ以外にももう1匹顔を出しています。作者の遊び心が伺えますね。 制作途中、つまらないからと原色に近い激しい色を思い切って入れ、それを下地として滲ませるように絵の具を重ねています。(熊の周辺の赤などがわかりやすいでしょうか)こうした急な舵取りもまた、油絵ならではですね。

3色だけで描いてみよう!〜幼児クラス編〜

イメージ
大竹です。幼児クラスでは、赤・青・黄の三原色だけを使って描くカリキュラムを行いました! まずはカラーサークル作り。7つの丸の上、左下、右下、にそれぞれ赤、青、黄の絵の具をはみ出さないよう慎重に塗っていきます。この時、筆の持ち方や水の量、パレットの使い方なども指導しています。三原色の間の丸はそれぞれ隣り合った色を混ぜて作ります。真ん中は3色混ぜた色になります。混色を学んだら作品制作で実践!りんごとぶどう、ストローと水入りのコップを描きました。全て赤・青・黄の絵の具だけて塗られています!(仕上げのハイライトには白い絵の具をしようしています)どうでしょう?コップの透明感までバッチリ描けています! 絵の具やパレットの効率の良い使い方や筆の持ち方、水加減などは繰り返し取り組む事で感覚を覚えていける様、幼児クラスでも何度か使用します。今月の小学生クラスはこれの更に難しい課題に取り組みますので、幼児クラスに負けていられませんね!  

アクリルで描き出される自然

イメージ
大竹です。今回ご紹介させて頂くのは平井さんのアクリル作品です。チケット制で月に1回、月末に制作されていますがアクリル絵の具の速乾性も相まってかなりのスピードで作品を仕上げられています。 左の作品は白と朱色のポピーを描いています。鮮やかな朱色と柔らかな白の花々が、キャンバスの上でまるで命を宿したかのように咲き誇っています。近くで見ると大胆なたっちで描かれており、離れて鑑賞する事でそれらがまとまり観る者の心を2度掴む事でしょう。ポピーの葉や茎には白が混ぜられた色が使われていますが、これによりうぶ毛のような細かい棘を表現しています。流石の描写力ですね。鮮やかな花々を支えるように葉も様々な緑で描かれており、その色彩の豊かさに作者の技術が光ります。 右の作品。広がる空と流れる川、その奥に佇む山々まで、すべてがのびやかな筆使いで描かれており、まるで風が吹き抜けていくような爽やかさを感じさせます。長時間露光して撮られたかのような軌道を描く空は、元あった空を「なんだかつまらないから!」と大胆に塗りつぶし、描き直したもの。それによってまるで空(さらに向こうの宇宙まで)と大地の時の流れの差異のようなものまで感じさせるようです。 遠くに見える赤い橋がアクセントとして画面を引き締めるとともに、手前から奥へと向かう視線誘導の手助けもしています。描かれたもの全てが無駄のない1枚となっていますね。 ちなみに右の風景がは木製パネルに直接描かれています。アクリルならではの使い方ですね!アクリルを使われる方は一度パネル描きも試してみては如何でしょう。紙とはまた違った感触で面白いですよ!

白いふわふわと、プルプル?

イメージ
マホ アクリル絵の具 今回ご紹介させて頂くのは、学生クラスのマホさんによるアクリル作品です。 ペットのハムスターをモデルに、小さなキャンバスいっぱいにその愛らしい姿を描き上げています。 一見すると「なぜ冷奴とハムスター?」と不思議に思われるかもしれませんが、実はハムスターは乾燥した豆腐を食べられるそうです!調べたらおやつとしても売っていました。奇妙な取り合わせの様でちゃんと意味がある、可愛らしさとユーモラスな発想が絶妙に組み合わさった、見ているだけで癒される一枚になっていますね。 温かみのあるピンクの背景に、瑞々しく描かれた豆腐と葉っぱ、その上で無邪気にこちらを見つめるハムスター。アクリル絵の具ならではのマットな質感と発色の良さも活かされ、食べ物の柔らかさやハムスターのふわふわ感が丁寧に表現されている点も見どころです。醤油の透明感も見事な描写力。小ネギにおろし生姜といった、小物もしっかりと描き込み、丁寧な仕事ぶりが伝わります。ちなみに、右耳のよく見るとぴょこんと出ている毛がチャームポイントだそう。 これからも、自由な発想で楽しい作品をたくさん生み出していって欲しいですね!